亜鉛不足の原因と症状

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亜鉛はよく知られたミネラルですが人間が生きていくのには少量ですがなくてはならないものです。その働きは多岐にわたります。細胞分裂する際には亜鉛が必須ですし、体の中には非常に多くの酵素が働き生命の維持にかかわっていますが、少なくともわかっているだけで300以上の酵素が働く際に亜鉛が必要とされています。特にアルコールを分解する酵素には亜鉛が必要なものがあり、それだけアルコールを分化しなければいけない分、消費されてしまうため、よくお酒を飲む人は不足しがちになります。さらに、年齢を重ねてくるとそれだけ消化管からの吸収が低下傾向になり高齢者に不足しがちなミネラルでもあります。もともと、亜鉛は吸収の良いミネラルでもありません。ですから食の細い人、病気などで食事がうまく摂取できない人、あるいは点滴などで栄養を摂取せざるを得ないような状況でも注意しておかないとすぐに不足してしまいます。
亜鉛欠乏の症状もその働きが多岐にわたる分たくさんあります。有名なのは味覚障害です。味を感じるのは舌の味蕾というところですが、細胞分裂が非常に盛んで、亜鉛欠乏によりその分裂が障害されると味を感じにくくなたり、重症ではわからなくなったりします。また、湿疹や脱毛などの皮膚症状も出てきます。亜鉛は新陳代謝を活性化しており欠乏により皮膚の新陳代謝の低下やコラーゲンの合成も低下するため湿疹が出やすくなったり、毛根の細胞も盛んに細胞分裂しているため亜鉛の不足で毛髪が抜けやすくなってしまいます。また高齢者で寝たきりなどの患者さんにとっては褥瘡ができやすい原因にもなってしまいます。あるいはかすり傷や切り傷の直りが悪くなるのもその症状の一つです。
ほかの症状としては性的な機能低下もあります。体の中でも精巣や卵巣は細胞分裂が盛んなところですので精子の動きが悪くなったり少なくなったり、女性であれば無月経となったりすることもあります。
また血液も同じように盛んに細胞分裂しています。血液系の症状としては貧血や白血球の働きが悪くなることで軽度であれば風邪をひきやすくなったり、こじらせやすくなるような免疫機能低下も起こりえます。重度になれば感染症により命を落としてしまう可能性も否定できません。
さらに進行した状態では精神的な症状が出ることもあります。記憶力の低下や元気がなくなる、手が震える、異常な行動をとるなども亜鉛欠乏で起こりえます。
さらに、注意すべきは妊婦さんです。妊娠中は二人分の栄養などが必要ですし、胎児は大人以上に盛んに細胞分裂をしていますので、胎児の成長障害などが出る可能性もある為、しっかりと摂取することが重要です。

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